サシバ

家から10分ほどのところにある、サシバの巣を点検に行ってきた。

順調に2羽のヒナが大きくなっていた。
後ろの尾根で4羽飛んでいて2羽はこちらに、あとの2羽尾根を越えていったので向うでも繁殖しているのかな?
親が巣にいるところの写真が撮れるといいが、30年来クマタカの調査をしている私は、私の観察が巣の放棄につながるのが1番怖いので、何がしか確認できるとすぐ帰る、確認できたステージを何度も見に行かない、確認できなくても出来るだけ速く切り上げるようにしているので親と一緒の写真は撮れなかった。
巣の観察は巣までの距離と観察時間をかけて、累積時間と言う考えを持っている。1回の観察時間を短くしても回数が増えると累積時間が増え、回数 時間とも少なくても観察距離が近いと累積時間が増え影響が大きくなると言うことで、
まずいことに情報が広まると1人1人が気を遣い速く切り上げても、人が多くなり巣までの距離が近いとそれだけ累積時間が増え放棄に繋がると言う考えだ。
しかし30年前はトビ以外のワシタカではサシバが1番多かったようで、田舎に行くとよく田んぼのそばの電柱にとまっていたが、今は本当に見ることが少なくなり、1夏で数羽という感じだ。これは田舎によく行く、わたしのワシタカ仲間もみんな感じているところだ。それだけ田んぼにカエルやトカゲが減ったと言うことかも?