アイピース

天体望遠鏡アイピース(接眼レンズ)を変えることによって倍率を変えることが出来る。
対物レンズや反射鏡の大きさで実用に耐える倍率があり、基本的に大きいものほど倍率を上げることが出来、小さな望遠鏡でも理論上200倍とか300倍とかのとんでもない倍率に出来る。それがうたい文句の天体望遠鏡があるが、小さな高倍率がうりの安価な物は気をつけたほうがいいだろう。
アイピースも3,000円ぐらいから高いものになると100,000円もする物もある。
倍率だけでは無く、当然見え味の違いが大きくものをいう。
私は安い物もいくつか使っていて見え味はそれなりでボチボチだけど、
明るい星を見ると回りにボワァっと霞がかかったようになるのが気になる。
原因はレンズ内の迷光処理が悪いからと思われ、昼間単体で斜めに見ると中の壁がうっすら光を反射しているのが分かり、やはり霞がかかったようになっている。
持っているもののうち1本が簡単に分解できたので、迷光処理をしてみた。

内壁は望遠鏡を作ったとき色々試してみて、一番反射の少なかった薪ストーブ用の黒い耐熱塗料を吹き付け、レンズの外周(ここは一番反射が強いところ)も艶消黒のペンキを塗り組み立て再度覗くと違うもののように内面反射が減った。
この当たりの手間も価格に反映されるのだろう。
夜が楽しみだったが、曇っていて星は見えない。
残念!!