ポタ赤

星絡みのブログで時々ポタ赤と言う言葉が出てきて、何かの商品名かと思ったら、ポータブル赤道儀のことだった。
望遠鏡で星を見ると地球が動いているので、星がどんどん望遠鏡から出て行く。私の天体望遠鏡はそれに対応した赤道儀などの装置が付いていないので、自分で動かし追いかけるしかなく、写真を写すのは早いシャッターが切れる明るい月や木星だけだ。星空の写真はシャッタースピードが遅いので星が流れ写真にならないので、星に合わせてカメラが動く簡単な装置が欲しくて作った。
 
3脚で固定して15秒で撮った木星
コンパクトカメラ140mm相当の望遠で撮ると、15秒でこのくらい流れる。

ポタ赤に載せて、同じくシャッタースピード15秒で撮った木星
私のコンパクトカメラはシャッタースピード15秒が最長なので、これぐらいなら使えそうだ。
 
構造は、蝶番で動く板に付けた自由雲台にカメラをセット。
その板をキッチンタイマーにつけたカムで動かす。
キッチンタイマーは使わなくなったニワトリの姿をしたゼンマイ式があったので使った。60分で1週するものでその周りにエンビ管で2cmの高さの差をつけた滑り台のようなカムを作る。高さ2cmなので24(時間)をかけて円周を出し半径に当たるところでカムに当たるコロを蝶番で動く板につける。作りが大雑把なのでカムが乗った板が動くようにして半径の調整が出来るようにした。
これを3脚に載せ、蝶番が地球の自転軸のほぼ延長線上にある北極星に向くように蝶番そばに付けた極軸パイプで覗きセットする。板の上に付いた自由雲台でカメラを写したい方向に向け、キッチンタイマーのニワトリを回しシャッターを切る。これでいいのだがカムの傾斜が揃っていないので場所によって星が止まったり流れたりするので、いい場所に印をつけておく必要がある。
キッチンタイマーの調子がいまいちで時々止まる(笑)
ポタ赤自作は30年ぐらい前と最近また流行っているらしい。私は30年前どころか今年になって星を見始めたので、ポタ赤も知らずネットで見たときポタアカと読んだ、ポタセキと読むと昨日知ったがもう頭がポタアカになっている、頭が固くなっているのでこのままポタアカなんだろうなー(笑)

スバルも撮ってみた。